概要Overview
設立の趣旨Prospectus
近年、各国の経済発展に伴いエネルギー消費の増大や温暖化の加速などで地球環境問題は重要な課題になっていますが、環境問題はさまざまな要因が複雑に絡み合っていてその原因や解決策は単純ではありません。さらに政治的な思惑やこれにより利益を得ようとするもの、環境団体の偏った主張などがこれらの問題をより複雑にしており、本質が分かりにくくなっているのが実態です。
冷凍空調産業においても冷媒によるオゾン層破壊や温暖化への影響が指摘されていて、その解決は大きな課題となっています。地球環境を守り人類の持続的な発展を実現するためには、科学的な事実や知見に基づき解決策を見出さなければなりません。
日本の環境・エネルギー技術は1970年代の公害問題、2度のオイルショックを克服して高度経済成長を達成し、特にヒートポンプ技術は世界最高レベルにあることは国際的にも認められています。その技術をもってすれば国際的な環境・エネルギー問題に十分貢献できるとともに国際的にも期待されています。
日本はその優れた技術を活かすための科学的、技術的議論の場において一方的主張の環境派や営利を目的とした事業派により、環境・エネルギー問題の実体が判りにくくなっていることが否めません。また、環境・エネルギー問題に指導的な役割を果たすべき大学を中心とする学術分野においても研究分野が細分化されており、日本の方針を示す役割を十分に果たしきれていないとの指摘もあります。日本の持つ優れた技術を活かすためには、産・官・学をあげて、オールジャパンでその優れた技術を発信していくことで国際社会に貢献していく必要があると考えます。
以上の情勢やその問題点を鑑み、学術的な場を基盤として環境・エネルギー問題の事実、実体を明らかにし、本質的、科学的な事実に基づいた情報発信を行います。また、実現可能な環境・エネルギー対策の提言をもって、政府の推進する環境政策の支援および政策の普及啓発を行うとともに地球環境改善に寄与することを目的としています。運営にあたっては、多くの有識者、一般市民、事業団体、行政、国内外の機関・団体などと中立的・学術的立場で幅広く連携をとりながら活動を行い、積極的に情報公開を行っていきます。
特定非営利活動法人 環境エネルギーネットワーク21
理事長 岸本哲郎
事業内容Projects
- 環境・エネルギー問題についての調査・研究・情報収集及びその結果の公表並びに情報の提供に関する事業
- 環境・エネルギー問題についての評価基準・評価方法の策定及び評価の実施に関する事業
- 環境・エネルギー問題の解決等のための活動を行う国内外の関連機関との協力・支援に関する事業
- 環境・エネルギー問題についての知識の啓発を目的とした講演会・セミナー・研修会等の企画・開催に関する事業
- 環境・エネルギー問題についての一般市民及び子ども達への普及・啓発に関する事業
役員Officers
理事長 | 岸本 哲郎 | (一般社団法人日本冷凍空調工業会 顧問) |
副理事長 | 作井 正人 | (一般財団法人日本冷媒・環境保全機構 専務理事) |
理 事 | 八橋 元 | (早稲田大学理工学術院 招聘研究員) |
同 | 石橋 直彦 | (株式会社 大西熱学 営業本部 技術支援及び渉外担当) |
同 | 岡田 慎也 | (ダイキン工業株式会社 常務執行役員) |
同 | 小川 賀代 | (日本女子大学理学部 教授) |
同 | 大野 慶祐 | (早稲田大学理工学術院 客員助教) |
監 事 | 菅原 則和 | (株式会社 SASSO 代表取締役) |
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TEL | : 非公開(TELはメールにてお問い合わせください) |